このたび、世田谷区の住宅にて、6畳間と4畳半のお部屋の畳工事をさせていただきました
今回の施工では、施主様とビオフォルム環境デザイン室様のご意向で、「自然素材を取り入れた住まいにしたい」というご要望をいただきました。その思いに合わせ、畳床にはわら床、畳表には無染土表をご提案し、ご採用いただきました。
わら床は、適度な弾力と保温性・調湿性を備えています。また、無染土表は染土によるコーティングを施していないため、い草本来の自然な風合いや香りを感じられる畳表です。自然素材の魅力を活かした、やさしく心地よい空間に仕上がりました。

また、6畳間のうち1畳は、ビオフォルム環境デザイン室様の創業20周年記念企画の一環として、手縫いによる実演を行いました。
現在では機械による施工が主流となっていますが、畳職人が受け継いできた手縫いの技術を、一針一針丁寧にご覧いただきながら仕上げました。
さらにサプライズとして、縫い上げた糸を締める工程を体験していただきました。畳づくりならではの力加減や手仕事の奥深さを感じていただける、貴重なひとときとなりました。
当日は天候や時間の都合により、実演を行う1畳を除く畳を先に納品し、最後に6畳間の1畳を手縫いで仕上げる実演を行いました。なお、実演では天候の影響を考慮し、一部の工程をあらかじめ機械で行い、時間を短縮したうえで実施しております。

このような貴重な機会をいただきましたビオフォルム環境デザイン室様に、心より感謝申し上げます。
今後も畳工事だけでなく、実演やイベントを通じて、畳や職人の技術の魅力を発信してまいります。